UHF帯RFIDで普及しているISO/IEC 18000-63のプロトコルを拡張し、さまざまなデジタルセンサを無線化するとともに、MSMA(Multiple Subcarrier Multiple Access)技術を用いて複数のRFタグからセンサーデータを同時にストリーミングする技術の標準化に向けて活動しています。現在ISO/IEC SC31にて、ISO/IEC 18000-65として国際標準が進んでいます。
MSMAシステムの基本構成は、ソフトウェアリーダ/ライタ(以下、リーダ)と、複数の後方散乱タグ群で構成されています。後方散乱タグは、リーダーとの通信を担うRFICと、RFICに例えばSPIインターフェースで接続されたセンサーから構成されています。センサーへの電力供給はRFICが行います。RFICはSPIマスター、センサーはSPIスレーブとなります。